2011年3月16日水曜日

台湾の方々へ

日本へのご支援、ありがとうございます。
台湾からの救援隊も到着し、活動いただいているとのこと。感謝です。

日本を旅行中、また留学などで日本に滞在中の台湾の方でお困りのことがありましたら、ご連絡ください。私でできることでしたらご支援させていただきます。

情報の提供、連絡の伝言、各種手配などを実施しています。中国語はほとんどできませんが、友人にも協力を頼み、なんとかお役に立ちたいと思います。

日本へのご支援のメッセージはぜひtwitterの #prayforjapan ハッシュタグでお送りください。多くの日本人が励まされています。私にお送りいただきましても適切なところに展開させていただきます。

skype : dag_jp
twitter : @dag_jp
HP   : http://www.dagtter.com/

日本へのご支援 ありがとうございます

※特にこのブログをご覧いただいている海外の方々へ

ご承知のとおり日本で大きな地震が起きました。
おかげさまで私の家族および友人の中には被害にあったものは
おりません。

この瞬間にも、被災地や原子力発電所で、多くの方々が
文字通り命がけで活動されています。

甚大な被害状況、また原子力発電所の事故、
東京も停電が相次いでいて、燃料・食料の確保も
難しい状況です。

とはいえ、こういうとき日本人はいいなぁと思うのですが
「我慢」が美徳の国民柄、マスコミが騒いでいるほど
私の周りは文句をいっているものはいません。

電車がとまってしまって私の家の自転車を借りて
必死に自宅までたどり着いた友人、仕事を休むわけには
いかないと友人の家やホテルを点々としながら
自宅に帰れずに働き続ける友人、
すでに現地へボランティアとして赴くべく
情報を集め始めた友人など、誰ひとりとして現状に文句を
いうでもなく、当たり前のように動いている友人たちに
誇りすら感じます。

まさに国難といっていい状況ですが、しかしおそらく
こういった普通の人達が、黙々と粛々と、日本を今までの
形に戻していくでしょう。
この悲劇を乗り越え、あの阪神大震災のあとに一段と強くなった
日本をまた強くしていくことでしょう。

引き続き皆様のご支援、よろしくお願いいたします。

なお、地震発生以降、お友達の皆様にもご協力いただき、
日本へお住まいの外国人の方々、また日本で旅行中の
外国人の方々に対する支援活動を展開しています。
たいしたことができるわけではありませんが
お困りのことがありましたら、ぜひtwitterのDMにて
ご連絡ください。

最後に、twitterで流れた様々な応援メッセージの中で
私が一番感動したものを引用させていただきます。
韓国の方からもたらされたものだそうですが
(日本語訳後) 「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる……小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。」
ありがとうございます。がんばります。

2011年3月9日水曜日

なぜか消えちゃう 「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言

米国務省の日本部長であるメア氏の沖縄に対する差別的発言問題、
もともとこの人は今までも言うてはいけないことを折につけ発してきたらしいですが
いくらなんでもひどすぎだろ、ということで沖縄マスメディアとネットメディアでは
話題となってますね。
なぜかこういうとき在京メディアの反応がいまいちなあたり、
やっぱりそろそろ既存メディアはだめかなぁと思ったりしますけれども。

そもそもこの発言、日米関係や沖縄基地問題をテーマに研究していた
米アメリカン大学の大学生が国務省を訪問した際、
国務省 日本部長のメア氏より
 「あくまでオフレコでね」
と言われて聞かされた内容を、オフレコとはいえメモってた
学生4人のノートをもとに再現したものが公表されたもの。

で、メア氏はあんなこと言った、ってのは各種報道のとおりですが
じゃあ聞いた大学生側はどう受け止めたのか、についての
記事がほとんどないわけですよ。
で、この琉球新報の記事は、大学生側はそんな愚かじゃなかったよ、
という話です。

日本でもそうですけど、若者のほうが今はこういう問題に敏感で、
それは教育の賜物かもしれませんが、まともな価値判断ができるように
なってるのではないかなぁ、と思ったりします。
もちろん人によるとは思いますけど。

で、昨日この琉球新報の記事を読んで、これはぜひ広めようと思って
twitterでつぶやいたんですが、なぜか元記事が消えちゃってました。
その後も続々と各ニュースポータルから消えちゃって。
(まあ、元記事が消されればそうだろうけど)
なんとか捕獲できましたので、今のうちに引用させていただき
下記のっけときます。

なぜ消えちゃったかについて政治的圧力じゃないかとか
つぶやいてる方もいましたけど、まあ真偽の程は別として
マスコミが大好きなセンセーショナルな記事だけが舞っちゃうと
問題を見誤る気がします。
ちなみに琉球新報紙面では、カラーで写真付きで
結構大きく載ってた記事なんで、間違いってのはないと
思いますが。

ほんと、いい記事なんだけどなぁ。



「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言
2011年3月8日(火)10時2分配信 琉球新報 

 2010年12月3日、米国務省。日米関係や沖縄の基地問題を学ぶため同省を訪問した首都ワシントンのアメリカン大学の14人の学生たちを前に、ケビン・メア日本部長は終始リラックスした表情で話し続けた。しかし、穏やかな口調とは裏腹に出た言葉は、沖縄県民を「ゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーの栽培も他県が多い」と断ずる差別的発言だった。違和感を抱いたまま学生たちは来県。そこで基地に苦しむ沖縄の現実に直面し、メア氏の発言との大きな乖離(かいり)に気付くことになる。
 「沖縄の人々を見下していた。このような人が外交官であるなんて悲しい」。講義を聞いた学生の1人はこう振り返った。
 事前に勉強会を重ねた学生たちは、質疑応答で「なぜ普天間が必要なのか」「辺野古移設による影響は」と投げ掛けた。
 メア氏は、それまでの穏やかな表情から一転、いら立った様子で「辺野古が最善だ」の一点張りだった。学生の中には基地賛成派もいたが、多くの学生が県民を侮蔑する彼の発言に落胆した。
 「沖縄の人たちは本当にレイジー(怠惰)なのか」。メア氏の発言に疑問を抱いたまま12月18日、来県した。
 最初に訪問したのは沖縄戦の激戦地・糸満市。轟の壕では、暗闇の中で戦争が終わるのを待ち、飢えに苦しみながら息絶えた住民の体験に思いをはせた。1時間の滞在でも怖かった。多くの学生が涙を流した。体験者の証言も心に重く響いた。
 広大な普天間飛行場は民間地に近く危険だと感じた。移設先とされる名護市で面談した稲嶺進市長は「陸にも海にも造らせない」と語っていた。
 「沖縄はまだ軍と戦争に囲まれている。米国は沖縄の人々を傷つけている」。メア氏の発言と現実の沖縄の姿は懸け離れていた。
 米軍ヘリパッド建設が進められている東村高江では、建設に抵抗する住民に「なぜ座り込みまでして反対するのか」と質問した。「米軍ヘリの騒音や墜落の可能性がある状況を残したくない」との答えだった。「わずかな人数で大きな米軍と闘っている」と勇敢さに驚いた。
 なぜ沖縄の人が憲法9条を大事にしているのか、来日前に疑問に思っていた学生も、基地被害の現状を見て考えが変わった。
 「聞いた話とは全然違う」。メア氏は日本の人々に差別感を持っているのではないか。そのような思考の持ち主から話を聞けば、米国の多くの政治家も沖縄の人を見下してしまうのではないか。沖縄での研修を通して芽生えた危機感と同時にメア氏の考えに疑問を持つ米国人がいることを、日本や沖縄の人にも知ってほしいという思いを強くした。
 「日米の友好関係はとても重要だ。でもメア氏の考えや普天間問題がその関係を傷つけている」
(与那嶺路代、慶田城七瀬)