2012年3月7日水曜日

3.11

新聞やテレビでは、あの日を振り返る記事が増えている。もうそろそろ1年が経つ。僕も書店の特設コーナーで1冊買ってしまった。

あの日、東京にいた。地震が収まったあと、TVを見て戦慄を覚えた。しかしそのあと、阪神大震災の時に何も出来なかった自分を思い出し、何かしたいと思い、自分なりの行動をとった。

ネット上にも勇者がいた。NHKを無断でUstで配信した方と、それを独断で許可したtwitterの@NHK-PR 氏。そして追認したNHKの上司の方。

その様子が産経新聞に載った。最初に配信した方は中学生だったそうだ。

あの日、それこそ日本中で、世界中で、多くの人が動いた。被害状況を見て涙し、手助けする人たちを見て涙し。遠い昔のようだが、ほんの1年前のことだ。

2011年4月6日水曜日

涙を忘れない

地震・津波から1ヶ月近くが経ちました。
ずいぶんブログを更新していませんでしたが
この間、毎日泣いてました。

思えば、16年前の神戸の大地震の時も、毎日テレビを見ては泣いてました。
被災地の変わり果てた姿を見て泣き、毎日増え続ける死者の数を見て泣き、
海外や国内各地からの支援の姿を見て泣き、
被災した方々が懸命に生き続けようと困難に立ち向かっている姿に泣き、
ほんとに泣いてばかりでした。

先日、台湾の友人から電話をもらって、日本における地震の対策の
話をしているときにいろいろと思い出しました。

あの時、総理大臣がうまく指示が出せなかったこと。
自衛隊を投入するのをためらって、時間がかかったこと。
海外からの支援隊を受け入れるのがスムーズにできなかったこと。
米軍の支援の申し入れを断ったこと。
大きな火事が発生したのに、為す術がなかったこと。
・・・

今は
緊急地震速報というシステムがあって、多くの携帯からマナーモードに
なってても一斉にサイレンがなるんだよ、
新幹線も地震が来る前にブレーキをかけるんだよ、
自衛隊もすぐに助けに入れるようになってるんだよ、
ハイパーレスキューっていう救助のプロフェッショナルたちがいて
がれきの中から人を探し出すんだよ、
DMATっていう医療チームが全国にあってみんな駆けつけるんだよ、
ガスコンロもストーブも、およそ火が出るものはすべて
地震がきたら止まるように出来ているんだよ、
だから「地震がきたら火を消せ」という指示じゃなくなって
「頭を守れ」「逃げ道を作れ」になったから
地震が来たら日本人は猛然と窓をあけたりドアを開けたりするんだよ、
学校では子供たちが地震がきたら数秒で机の下にもぐれるように
いつもいつも訓練してるんだよ、
政府も地方政府も、あらゆるところにいろんなものを貯めて持ってるけど、
みんな少しずつは飲み物も食べ物も家に貯めとくように言われてるんだよ、
会社は社員が歩いてでも帰れるようなヘルメットや飲み水や
家までの地図を用意して訓練したりしてるんだよ、
コンビニやスーパーの人たちは、なるべく早くお店を開けると
被災地の人が元気になるから必死になるんだよ、
日本にはおにぎりというソウルフードがあって、
辛いときはおにぎり食べると元気になるから
まずはヘリコプターでもなんでも使って
被災地におにぎり届けるんだよ、
・・・

もちろん、今回新しく問題が生じたこともありますし、
16年前の教訓が生かされていないこともあるんでしょうが
多くの、僕と同じような普通の日本人たちが、
役人や自衛隊員やエンジニアや商人やメーカーの人や
先生や普通の市民たちが
僕と同じように泣いて、あるいはその涙を忘れずに
あの時の失敗を、うまくいかなかった思いを繰り返したくないと
必死に頑張り続けて地震に対する備えを続けてきたのでした。

僕は、泣いてるだけでした。
当時僕は大学生で、友人たちは被災地の支援に行ったり、
東京で物資を集めて送り出したりしている人もいましたが
僕はわずかばかりのお金を寄付させてもらっただけでした。
今でも、本当に悔やんでいます。

今回こそは、泣いてるだけじゃダメだと思っています。
次は、何をする?
僕の人生に課せられた、テーマだと思っています。

2011年3月16日水曜日

台湾の方々へ

日本へのご支援、ありがとうございます。
台湾からの救援隊も到着し、活動いただいているとのこと。感謝です。

日本を旅行中、また留学などで日本に滞在中の台湾の方でお困りのことがありましたら、ご連絡ください。私でできることでしたらご支援させていただきます。

情報の提供、連絡の伝言、各種手配などを実施しています。中国語はほとんどできませんが、友人にも協力を頼み、なんとかお役に立ちたいと思います。

日本へのご支援のメッセージはぜひtwitterの #prayforjapan ハッシュタグでお送りください。多くの日本人が励まされています。私にお送りいただきましても適切なところに展開させていただきます。

skype : dag_jp
twitter : @dag_jp
HP   : http://www.dagtter.com/

日本へのご支援 ありがとうございます

※特にこのブログをご覧いただいている海外の方々へ

ご承知のとおり日本で大きな地震が起きました。
おかげさまで私の家族および友人の中には被害にあったものは
おりません。

この瞬間にも、被災地や原子力発電所で、多くの方々が
文字通り命がけで活動されています。

甚大な被害状況、また原子力発電所の事故、
東京も停電が相次いでいて、燃料・食料の確保も
難しい状況です。

とはいえ、こういうとき日本人はいいなぁと思うのですが
「我慢」が美徳の国民柄、マスコミが騒いでいるほど
私の周りは文句をいっているものはいません。

電車がとまってしまって私の家の自転車を借りて
必死に自宅までたどり着いた友人、仕事を休むわけには
いかないと友人の家やホテルを点々としながら
自宅に帰れずに働き続ける友人、
すでに現地へボランティアとして赴くべく
情報を集め始めた友人など、誰ひとりとして現状に文句を
いうでもなく、当たり前のように動いている友人たちに
誇りすら感じます。

まさに国難といっていい状況ですが、しかしおそらく
こういった普通の人達が、黙々と粛々と、日本を今までの
形に戻していくでしょう。
この悲劇を乗り越え、あの阪神大震災のあとに一段と強くなった
日本をまた強くしていくことでしょう。

引き続き皆様のご支援、よろしくお願いいたします。

なお、地震発生以降、お友達の皆様にもご協力いただき、
日本へお住まいの外国人の方々、また日本で旅行中の
外国人の方々に対する支援活動を展開しています。
たいしたことができるわけではありませんが
お困りのことがありましたら、ぜひtwitterのDMにて
ご連絡ください。

最後に、twitterで流れた様々な応援メッセージの中で
私が一番感動したものを引用させていただきます。
韓国の方からもたらされたものだそうですが
(日本語訳後) 「世界唯一の核被爆国。大戦にも負けた。毎年台風がくる。地震だってくる。津波もくる……小さい島国だけど、それでも立ち上がってきたのが日本なんじゃないの。頑張れ超頑張れ。」
ありがとうございます。がんばります。

2011年3月9日水曜日

なぜか消えちゃう 「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言

米国務省の日本部長であるメア氏の沖縄に対する差別的発言問題、
もともとこの人は今までも言うてはいけないことを折につけ発してきたらしいですが
いくらなんでもひどすぎだろ、ということで沖縄マスメディアとネットメディアでは
話題となってますね。
なぜかこういうとき在京メディアの反応がいまいちなあたり、
やっぱりそろそろ既存メディアはだめかなぁと思ったりしますけれども。

そもそもこの発言、日米関係や沖縄基地問題をテーマに研究していた
米アメリカン大学の大学生が国務省を訪問した際、
国務省 日本部長のメア氏より
 「あくまでオフレコでね」
と言われて聞かされた内容を、オフレコとはいえメモってた
学生4人のノートをもとに再現したものが公表されたもの。

で、メア氏はあんなこと言った、ってのは各種報道のとおりですが
じゃあ聞いた大学生側はどう受け止めたのか、についての
記事がほとんどないわけですよ。
で、この琉球新報の記事は、大学生側はそんな愚かじゃなかったよ、
という話です。

日本でもそうですけど、若者のほうが今はこういう問題に敏感で、
それは教育の賜物かもしれませんが、まともな価値判断ができるように
なってるのではないかなぁ、と思ったりします。
もちろん人によるとは思いますけど。

で、昨日この琉球新報の記事を読んで、これはぜひ広めようと思って
twitterでつぶやいたんですが、なぜか元記事が消えちゃってました。
その後も続々と各ニュースポータルから消えちゃって。
(まあ、元記事が消されればそうだろうけど)
なんとか捕獲できましたので、今のうちに引用させていただき
下記のっけときます。

なぜ消えちゃったかについて政治的圧力じゃないかとか
つぶやいてる方もいましたけど、まあ真偽の程は別として
マスコミが大好きなセンセーショナルな記事だけが舞っちゃうと
問題を見誤る気がします。
ちなみに琉球新報紙面では、カラーで写真付きで
結構大きく載ってた記事なんで、間違いってのはないと
思いますが。

ほんと、いい記事なんだけどなぁ。



「聞いた話と違う」 米学生、募る疑問 メア氏発言
2011年3月8日(火)10時2分配信 琉球新報 

 2010年12月3日、米国務省。日米関係や沖縄の基地問題を学ぶため同省を訪問した首都ワシントンのアメリカン大学の14人の学生たちを前に、ケビン・メア日本部長は終始リラックスした表情で話し続けた。しかし、穏やかな口調とは裏腹に出た言葉は、沖縄県民を「ゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーの栽培も他県が多い」と断ずる差別的発言だった。違和感を抱いたまま学生たちは来県。そこで基地に苦しむ沖縄の現実に直面し、メア氏の発言との大きな乖離(かいり)に気付くことになる。
 「沖縄の人々を見下していた。このような人が外交官であるなんて悲しい」。講義を聞いた学生の1人はこう振り返った。
 事前に勉強会を重ねた学生たちは、質疑応答で「なぜ普天間が必要なのか」「辺野古移設による影響は」と投げ掛けた。
 メア氏は、それまでの穏やかな表情から一転、いら立った様子で「辺野古が最善だ」の一点張りだった。学生の中には基地賛成派もいたが、多くの学生が県民を侮蔑する彼の発言に落胆した。
 「沖縄の人たちは本当にレイジー(怠惰)なのか」。メア氏の発言に疑問を抱いたまま12月18日、来県した。
 最初に訪問したのは沖縄戦の激戦地・糸満市。轟の壕では、暗闇の中で戦争が終わるのを待ち、飢えに苦しみながら息絶えた住民の体験に思いをはせた。1時間の滞在でも怖かった。多くの学生が涙を流した。体験者の証言も心に重く響いた。
 広大な普天間飛行場は民間地に近く危険だと感じた。移設先とされる名護市で面談した稲嶺進市長は「陸にも海にも造らせない」と語っていた。
 「沖縄はまだ軍と戦争に囲まれている。米国は沖縄の人々を傷つけている」。メア氏の発言と現実の沖縄の姿は懸け離れていた。
 米軍ヘリパッド建設が進められている東村高江では、建設に抵抗する住民に「なぜ座り込みまでして反対するのか」と質問した。「米軍ヘリの騒音や墜落の可能性がある状況を残したくない」との答えだった。「わずかな人数で大きな米軍と闘っている」と勇敢さに驚いた。
 なぜ沖縄の人が憲法9条を大事にしているのか、来日前に疑問に思っていた学生も、基地被害の現状を見て考えが変わった。
 「聞いた話とは全然違う」。メア氏は日本の人々に差別感を持っているのではないか。そのような思考の持ち主から話を聞けば、米国の多くの政治家も沖縄の人を見下してしまうのではないか。沖縄での研修を通して芽生えた危機感と同時にメア氏の考えに疑問を持つ米国人がいることを、日本や沖縄の人にも知ってほしいという思いを強くした。
 「日米の友好関係はとても重要だ。でもメア氏の考えや普天間問題がその関係を傷つけている」
(与那嶺路代、慶田城七瀬)

2011年2月25日金曜日

Jリーガーだった元同僚のはなし

この記事を読んで、以前同僚だった元Jリーガーの話を思い出しました。
【サッカー】代表選手の待遇改善問題で、サッカー協会と選手会の対立が激化 http://t.co/9PlNZud via @getnewsfeed

彼は高校卒業でスカウトされてプロデビューしたそうなんですが、
有名どころの選手以外は契約金が500万円くらい、年棒が300万円くらいと
決まっているそうで
(数字は定かではないです。怪しくてごめんなさい。)
契約金で移動用の車を買ったらあとは何も残らず、
あとはちょろちょろとした広告出演の話とかラジオの出演料とかで
稼ぐくらいだそうです。

で、多くの選手と同じく3年くらい(21歳)で引退、
その後猛烈に勉強してCISCOのネットワーク系の知識を得て
会社を設立、人に騙されて廃業、
で、就職してきた、とのことでした。
当時若かったけど、いろんな経験してきてました。

サッカーや野球の選手って花形はほんの少数で
やっぱりなかなか儲からない仕事みたいですね。
こういった要求が出てくるのもわかる気がしました。

2011年2月24日木曜日

フォローいただいている特に海外の方々へ

やたらと海外の方からフォローいただいています。今日は特に韓国の方が多く、
ついでドイツやチリの方もいらっしゃっいました。

何人かの方々にはDMを送らせていただいてますが、
私はずかしながら日本語しかできません。
ただ自作のtwitter用クライアントソフトには翻訳機能を入れてあるので
かなり怪しいが読むことはできます。
また、同じく怪しいけど返事も打てます。

もちろん海外の方ともお友達になりたいし、
日本以外のところの情報も大いに興味がありますので
喜んでフォロー返しさせていただいてますが、
すみませんがそこのところ、よろしくお願いします。
(って、日本語で書いてどこまで分かっていただけるものか・・・)

また日本語を少しでもお分かりの方で、日本語の練習をskypeでやりたい、
という方、喜んでお付き合いします。
台湾にそういったお友達が多くいらっしゃいまして、毎晩のように
だれかとskypeでおしゃべりしてます。
ご希望の方はskypeでdag_jpを検索してメッセージください。