2011年2月23日水曜日

採用責任者だった僕が思う就活のキモ

ダイヤモンド・オンラインにこんな記事がありました。

「この雰囲気カッコイイ! ここで働きたい!」が、内定の決め手!?

そんで、思うこと。

僕が就職活動した時代、いまほどの就職難ではなかったかもしれないけど
それでもバブルが弾けて採用人数が大幅に減った時でした。
僕が内定いただいた会社も、前の年まで1000人採用してたのが
その年は70人とか。

で、結局入った会社は、
「就職部の掲示板に出てた掲示が唯一カラーだった」
ってんで興味を持って  (時代だねぇ・・・)
「説明会行ったら出てきた飲み物に入ってた氷が
 見事にまん丸でここはBarかー って興味を持ち」
「説明会で社長さんが夢のようなちょっと笑っちゃうような
 ありえない野望をいろいろとしゃべり」
受けたらスルッと受かっちゃった会社でした。

入って1年くらいはすぐに辞めてやると思ってたけど
結局15年近くいました。会社もその間に社員数が3倍、
売上が4倍になり、店頭公開→東証2部→東証1部と
なんか順調に伸びていきました。
社長さんはじめみなさんにも可愛がっていただき
訳のわからない仕事を山ほどさせてもらいました。
ほんと、楽しかった。

入る前に成長性について考えるなんて、所詮学生だった
僕には無理だったから、なんらか興味をもったって
きっかけだけで入ってみて結局正解だったと思ってます。

いまどきの就活は大変だと思いますが
僕ころにも「早稲田でてるのに50社受けて全滅」とかも
いたからねぇ。

僕が思うに、「なんでもいいからその会社に興味をもって」
「自分の言葉で相手に語る」ことが一番重要だと思いますよ。

①「なんでもいいからその会社に興味をもって」
 だって興味がなきゃ辞めちゃうもの。
 入社3年以内に半分が辞めちゃう世の中ですよ。
 3年以内にやめるって最初からわかってたら
 採用しないですよ。お金もったいないし。

②「自分の言葉で相手に語る」
 マニュアル人間はどこの会社でも絶対に嫌われます。
 企業はあなたを知りたいんだから。
 そして、言葉とか細かいところは矯正できると
 思ってるから。

コンピテンシーもあてにならんですよ。
だって、育てる前提なんだから、現在の能力を
どうブーストアップできるかが問題であって
興味ない人をブーストなんてできないしね。


僕がその時就活成功したのも、これだけだと思います。
いちおう、この間まである企業の採用責任者やってましたんで
そう間違ってないと思いますよ。ご参考まで。

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